どのお店にも多分あるんじゃないかな?「モンブラン」。
モンブラン 520円(税込)
昔からあるスタイルですが、創業してからしばらくはカップに生地を流して焼いて、それをくり抜いてクリームを詰めてその上から栗のペーストを絞るというやり方だったと記憶していますが、今のスタイルは生クリームを巻いたロールケーキの上にマロンムースをのせ、そこに栗のペーストを絞って仕上げるというやり方です。
さて、その栗のペーストですが‥‥
栗の甘露煮を自社でバターと合わせてペーストにしています。この栗の甘露煮も業者さんにお願いして無漂白のものを使っています。
漂白したものの方がより黄色がはっきりして見栄えはいいのですが、以前に漂白した栗の甘露煮を食べた時なんともいえない塩素っぽい味(ハイターの香りが鼻につく、といえばわかりやすいですかね)がしたので、無漂白のものを使っています。
飾っている栗や絞っている栗が時々黒ずんでいる時があるんですが、それは痛んでいるのではなく、無漂白の証なんです。栗の渋皮の部分を思い浮かべていただけるとおわかりいただけるか、と。」
そして栗の甘露煮とバターをミンチの機械にかけてモンブランのペーストに。この機械も年代物でこのモンブラン用にしか使わないのですが、数年前に部品の一部が壊れて修理不能の危機に。
なんとか違うミンチの機械の部品を流用して危機は脱しましたが、また別のところの部品が壊れたらどうしようかな、と考えながら使っています。
このモンブランのペーストに関しては市販のペーストを使う気は無いので機械が壊れて修理不能になった時が商品の終了となりますね。
まあ、モーターとかは元気みたい?ですのでまだまだ大丈夫でしょうが、そんな「こだわり」のあるモンブラン。見かけたらそんな「こだわり」も感じてみてください。